2022/02/24
未来の新しいエネルギー社会としてカーボンニュートラルがあります。
世界では125の国と地域が2050年までに二酸化炭素排出ゼロを目指してあらゆる取り組みを行っています。日本国内でもカーボンニュートラルが話題となり、多くの企業で実施が進められています。
本コラムでは、今一度カーボンニュートラルの概要をご説明するとともに、企業として取り組むメリット、そして当サイトを運営するヤマウラがカーボンニュートラル実現のために取り組む小水力発電について徹底解説します!
<目次>
・カーボンニュートラルが注目された理由とは?
・なぜカーボンニュートラルを目指すのか?
・ヤマウラだからできる水力発電所建設サポート~騒音・振動対策の徹底~
・ カーボンニュートラルを進めることへの企業的メリットとは?
・ 当社はクリーンなエネルギー社会の実現にインフラ設備から貢献します
・ 小水力発電・水力発電のことならヤマウラまで!
カーボンニュートラルとは、炭素であるカーボンをニュートラルつまり中立な状態にするという意味を持ちます。これは諸生産活動において発生する温室ガスの排出量と植物の吸収量がイコール関係となり、実質的にゼロにすることです。
カーボンニュートラルが注目されたのは2020年10月の臨時国会での菅首相の所信表明演説「2050年にカーボンニュートラルを目指す」発言、さらに主要各国も同様の宣言を同時期に行ったことに起因します。2020年以降の気候変動問題に関する国際的な枠組みとしてパリ協定が採択され、「世界の平均気温上昇を産業革命前と比べて2℃以下に保ち、1.5℃に抑える努力を追求する」という世界共通の目標を掲げたため、気候変動問題への対応が産業構造を大きく変革させるものとして、世界を取り巻く大きな注目がされています。
(参考:環境省「カーボンニュートラルとは – 脱炭素ポータル」https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/about/)
カーボンニュートラルの取り組みは今後の未来のために避けては通れない重要なテーマです。特に気候変動問題は顕著に表れており、世界の平均気温は2017年時点で産業革命前と比べ、既に1.1℃上昇したことが示されており、北極圏では世界平均の2倍以上の速さで温暖化が進んでいます。これは化石燃料の燃焼や森林破壊などの人間の活動による影響が非常に大きいです。二酸化炭素やその他の温室効果ガス排出量を削減目標レベルまで大幅に実行しない限り今世紀中に1.5℃〜2℃の気温上昇を上回るとも推察されています。
この気温変動問題は様々な要因を引き起こし、例えば0.5℃気温が上がるたびに熱波が強まり、洪水を引き起こす豪雨や干ばつが発生します。加えて北極海の海氷、永久凍土の減少を促進することで海面上昇や南太平洋の島国では住むことが難しくなっています。このような環境被害を抑制し、永久的に生物が暮らしていける社会基盤を整えていくことが重要となります。
先述の通り気候変動が原因で様々な重大な問題を抱えることとなります。消費者の中でもSDGsの考え方が広まっているために、これに該当しない事業活動への目線は厳しくなります。ただ製造現場の視点として化石燃料の使用規制で自社の製品製造が難しくなるのではないかという不安を抱きながらも、それを踏まえても得られる高い企業メリットがあります。例えば自社の生産活動に伴う排出に加え、生産前の原材料・部品調達や製品の使用段階も含めた排出量を見直すことで脱炭素経営を実践する企業への訴求力の向上につながります。また省エネや再エネに取り組むことで利益の出しにくい多品種少量製品を積極的に生産・拡販できるようになります。
このように一企業として事業基盤の強化と持続可能性の強化で新たな事業機会の創出を実現することが可能となります。長期的に温室効果ガス排出量の大幅削減を進めるためには、生産設備も含め、化石燃料消費の抜本的な見直しが必要になりますが、まずは短期的でも具体的かつ計画的に実践出来ることから始めるのは重要です。まずはインフラ技術ナビを運営する当社でも生産活動にて省エネ、低炭素化、電化を進めて将来的には日本が世界が炭素エネルギーのゼロもしくは小さいものに転換していけるように進めます。
インフラ技術ナビを運営する株式会社ヤマウラの原点は1920年まで遡り、100年以上「モノづくりのDNA」の心を育み、技術を磨き、地域貢献・社会貢献を使命と考え邁進してまいりました。その創業時の礎であるエンジニアリング事業では世界で唯一の統合マネジメントシステムの要求事項仕様であるPAS99を取得しております。
当社の事業領域の一つでもある水力発電は水の力で発電するため、温室効果ガスの排出量が非常に少ない、クリーンなエネルギーです。近年のエネルギー源の多様化や脱炭素化が進む社会においては、クリーンかつ安全な純国産エネルギーである水力発電は、再生エネルギーとして重要視されています。
創業以来培ってきたインフラ設備に関するあらゆる技術をベースに、水力発電設備や水処理機器・システムの開発に積極的に取り組んでおります。特にノウハウが必要となる情報収集や調査といったコンサル段階では、各種許可申請のサポートも含めてトータルサポートをいたします。また設計・工事段階では、長年培ってきた電力会社との技術連携により、お客様に最適な発電システムの構築をいたします。
ヤマウラは、水力発電計画に関するコンサル業務や設計から工事までのワンストップ体制により、日本のエネルギー開発促進や地域活性化に貢献してまいります。ぜひ、お気軽にご相談ください。
実際に当社が建設した小水力発電所・水力発電所の事例をご紹介いたします。
ヤマウラは、小水力発電・水力発電の計画および設計から建設、運用、メンテナンスまで一貫した小水力発電コンサルティングサービスを提供しております。当社のエンジニアリングサービスについて下記のカタログ資料よりご覧いただけますので、ぜひダウンロードしてください!
小水力発電所・水力発電所の騒音・振動対策にお困りの方は、インフラ技術ナビを運営するヤマウラエンジニアリング事業部までお問い合わせください!
「高品質」「顧客満足度の向上」をモットーとして、さまざまなサービスを展開しています。