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【コラム】インフラ用巻き上げワイヤードラム 重要な2つの選定ポイント

2021/10/20

 

巻き上げワイヤードラム

ワイヤーロープを使って製品・部品を巻き上げる巻き上げワイヤードラム。その用途は多岐に渡りますが、中でもインフラ業界では重要な役割を担っています。

本記事では、インフラ業界における巻き上げワイヤードラムについて解説いたします!

目次

巻き上げワイヤードラムとは?用途と業界
巻き上げワイヤードラム 2つの選定ポイントとは?
ヤマウラだから製作できる大型巻き上げワイヤードラム
巻き上げワイヤードラムの製品事例
巻き上げワイヤードラムのことなら、ヤマウラまで!

巻き上げワイヤードラムとは?用途と業界

巻き上げワイヤードラム

 ワイヤードラムとは、ワイヤ―ロープを巻きつけるためのロール形状の機械装置です。

 巻き上げ(巻き取り)ワイヤードラム、あるいはウインチドラム、単にドラムと呼ばれることもあります。特に何かを吊り上げる場合は、巻き上げワイヤードラムと言われることが多いです。

 ワイヤードラムは、一般的に自動車の牽引ワイヤーやクレーンの吊り上げワイヤーなどに使用されることが多い製品になります。

 その他いわゆるインフラ業界では、ダム・河川の水門や除塵機の一部品として利用されています。したがって、一般的なワイヤードラムに比べ重量物を巻き上げることになるため、より高い強度が求められます。

>>水門の建設について詳しく知りたい方はこちら

>>除塵機の製作について詳しく知りたい方はこちら

巻き上げワイヤードラム 2つの選定ポイントとは?

 ワイヤードラムを選定するポイントはいくつかありますが、その中でも特に重要な2つのポイントについてご紹介します。

ポイント① 乱巻きの原因と対策 巻き上げワイヤードラムで起こりやすい「乱巻き」とは?


 乱巻きとは、その名の通りワイヤーロープが絡まり、乱雑に巻き取られてしまうことを指します。この乱巻きが起こると、ワイヤードラムあるいはロープ自体に傷がついたり、断線してしまったりということもあります。最悪の場合、巻き上げていた対象が落下し、重大な事故につながる危険性も孕んでいます。

 まず乱巻きの原因ですが、ワイヤーロープの劣化やたるみ、ドラムの溝の劣化など様々です。しかし、製作段階で溝加工を十分に行うことでワイヤーロープがその溝に沿って巻き取られるため、乱巻きが起こりにくくなります。もちろん、ワイヤーロープの定期メンテナンスやロープガイドの利用も重要です。

ポイント② 荷重と強度 メーカー注文の前に要チェック!


 次に、荷重と強度の問題です。

 前述の通り、インフラ業界では水門や川床の土砂など重量物を巻き上げる目的でワイヤードラムが用いられます。巻き上げる対象の荷重や場所・環境により、要求強度が異なるというのがポイントです。その他、ワイヤードラムを設置する予定の現地にどれくらいのスペースがあるか、言い換えるとワイヤードラムの最大許容サイズはどれくらいかといった点も考慮する必要があります。

 こうした様々な要素を計算して初めてワイヤードラムの溝数も決定されます。したがって、ワイヤードラムの設計は概して難しいと言わざるを得ません。発注する前に、製品仕様を一度メーカーに相談されることを強くおすすめします。

>>巻き上げワイヤードラムの加工実績はこちら

ヤマウラだから製作できる大型巻き上げワイヤードラム

 長野県駒ケ根を拠点とする製缶加工メーカーのヤマウラは、水門や除塵機などで使用される大型の巻き上げワイヤードラムの設計・製作を得意としております。

充実の設備体制 最大Φ2,500mmの巻き上げワイヤードラムも加工可能!


 ヤマウラは、最大Φ2,500mmの大型巻き上げワイヤードラムを加工・製作できる設備・装置を保有しております。特筆すべきは、加工能力Φ1,200mm×L7,000mmのNC長尺旋盤や同Φ2,800mm×H2,000mmを誇るターニングセンタです。この他門型マシニングセンタや吊り上げ荷重20tの大型クレーンも複数台保有しています。このレベルの大型機械装置を保有している巻き上げワイヤードラムの加工メーカーは全国的に見ても非常に限られます。

設計提案から製作、現場での据え付けまで一貫対応!!


【水門・除塵機】インフラ用巻き上げワイヤードラム 重要な2つの選定ポイント

 当社ヤマウラには、豊富な設計・提案実績をもつエンジニアや有資格技術者が多数在籍しており、設計提案はもちろん巻き上げワイヤードラムの現場での据え付けまで一貫対応が可能です。

 事前に、巻き上げワイヤードラムを実際に設置する場所での現場調査を3Dスキャンで行い、設計提案を行います。そのうえで、巻き上げワイヤードラムに必要な荷重や強度、径、巻き上げ長さ、そして溝数を決定し、最適な仕様で製作を進めます。

 丸棒からの機械加工、丸パイプからの機械加工、ロール曲げによる製缶加工という3つの加工法の中から、最適な加工法を提案いたしますので、詳細については一度ご相談ください。

>>>除塵機 リプレイス提案サービスについてはこちら

巻き上げワイヤードラムの製品事例

 続いて、実際に当社が製作した巻き上げワイヤードラムの製品事例をご紹介いたします。

巻き上げワイヤードラム

こちらは、当社が製作した巻き上げワイヤードラムになります。

>>詳しくはこちら!

巻き上げワイヤードラムのことなら、ヤマウラまで!

 ヤマウラは、巻き上げワイヤードラムだけでなく、水門・ゲートや除塵機についても豊富な実績がございます。

 巻き上げワイヤードラムの設計・製作にお困りの方は、インフラ技術ナビ.comを運営するヤマウラエンジニアリング事業部までお問い合わせください!

>>お問い合わせはこちら

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